echoooos

アイドルマスターSideM中心に140文字では足りないことをつらつらと綴る日誌です。

今年読んだ本

折角ブログをたてたので記録もしてみる。

2020年間読書統括。

読書量増えたかと思いつつ、基本的に通勤中しか読まないので例年とあまり変わらずor少なかった1年かもしれない。久しぶりに1日中読書に没頭できる日があったり、好きな本をまとめ買いしたりと読書が大好きなことを再実感した年でもありました。全集読み更けたい今日この頃。

 

本が予約できない月もあったため、何を読もうか…で困った時は名作だ、で久しぶりに好きなジャンルの1つである英米文学、特に古典新訳に再熱した年でした。訳にはあまりこだわらない方ですが、古典新訳文庫は新訳なだけあって読みやすい。そして英米文学やっぱり好きだな面白い!を再実感。

 


『あなたは誰かの大切な人』原田マハ

おすすめされた1冊。タイトル通りで大切にしたい1冊だなあと読後感がとても良かった。

5話の中でも「無用な人」が好きでした。

『さよなら願い事』大崎 梢

面白かった!割と重めなお話で久しぶりにハラハラしました。頁数が多い本ではないけれど、3人の女の子と時代を繋ぐ描写が上手。女の子頑張れ、頑張れるを書きました、みたいに言われていましたが、納得です。大崎さん日常ゆるめミステリな印象持ってしまいがちなんですが、普通にミステリ作家さんなんだよな…

 

『ビブリア古書堂シリーズ』三上延

今更感ありつつ、古書店について知らないこともたくさんあって勉強になった。文学少女と少し似た印象でした。栞子さんと遠子さんがお話したらどうなるんだろう…等ぼんやり頭をかすめました。
活版印刷日月堂シリーズ』ほしおさなえ

活版印刷に焦点をあてているのが新鮮で面白くて暖かいシリーズ。活版印刷なくならないでほしいな…と思ってしまいます。

 

古典新訳
○新アラビア夜話 /スティーブンソン

宝島は多分読んでいなくて、アラビア夜話もよく知らないまま、なんとなく手に取った1冊。想像以上に面白かった。王子最後それで良かったのではないかなと私は思う。◯◯クラブがそのまますぎて怖かったですね…
○書記バートルビー・漂流船 /メルヴィル

白鯨でメルヴィル挫折して読めない…とずっと思っていた中なんとなく見つけた短編集。1作家1つ読めたらと思っているのでメルヴィル読めたという達成感が大きくて嬉しい!が今年のベストトピックかも。

バートルビーが面白くて原文読みたいやつだ…となりました。考察がいくらでもできそう。漂流船も最後まで話が読めなくて面白かった。
○オリバーツイスト/ディケンズ

800pもあって文庫に関わらず持ち運びが大変でした。上下巻でも良かった気が…

オースティンの説得と並行して読んでいたので、同じ国なのになんだこの温度差は泣 となりながら再読したオリバーツイスト。オリバーにはそのまま幸せになってほしい。
○タイムマシン/ウェルズ

SFの未来を見てきたかのような描写は一体なんだろう、を考えさせられた1冊。

二極化にものすごく納得してしまった…

現代社会に当てはまること沢山あるなあと。


困った時の古典新訳今年読んだ分ハズレなしで楽しかったので、英米以外ももう少しチャレンジできたらいいな。米文読めて嬉しかった〜!


『ヘンリージェイムズ傑作集』
『アスパンの恋文』

なんとなくジェイムズ作品が好きなんじゃないか、と思って今年からまた色々挑戦してみることに!傑作集濃い5話ですごかったなあ… 
アスパン〜は乗り始めるまで少しかかったけど、後書き解説にあった通り読み始めたら止まらない地味な面白さ。いや面白い。

他作品もゆっくり読み進めようと『ある婦人の肖像』読み始めました。イザベルは一体どうなっていくのか、とドキドキしていたら概要欄でネタバレくらってそ、そうなのか…となっています。メイジーももう1回読みたくて来年もとりあえずジェイムズ作品沢山読んでいきたい。

 

若草物語』オルコット
映画化で10年振りくらいに再読。4姉妹大大好きなのに今まで読み返してこなかった&棚にないのはベスの死を直視したくなかったからだと思いだした。映画も大好きだったのでこれは持っていないと駄目な本。マーチ家の母みたいな人になりたい。若草物語は人生のバイブル。

 

『おばあちゃんのごめんねリスト』/フレドリックバッグマン
ここ二年くらいでとても好きな作家さんの本。

日本人じゃ絶対ないよね?という言動や考え方もさすが北欧だなあと思うし、ハッピーエンドで終わる安心感。半分ちゃん、という訳し方辺りも好きです。

買って良かった!

 

*ある婦人の〜読み始める前日にたまたまシャニマスのコミュで咲耶さんがアフタヌーンティーの冒頭の文章引用してきて⁈となったのも記憶に新しい…アンティーカコミュきちんと追った方がいいの?となった(偶然にしても高2.3でそんなさらりと教養知識として出てくるのすごすぎ)

 

来年も良い本に沢山出会えますように!